認知症の相談をしたい!行けばいい?

認知症に関する不安や疑問を一人で抱え込んでいる方も多いのではないでしょうか。認知症に関する相談を受け付ける場所は多岐にわたります。地域の保健センターや公共の相談窓口は、初めての相談に適しており、専門的なアドバイスやサポートを提供してくれます。また、家庭医や地域の医療機関も、認知症の疑いがある場合の相談先としておすすめです。その他にも相談できる専門家が地域には存在します。今回はそんな認知症に関する相談窓口をいろいろ紹介していきます。

1.認知症とは、日本の現状、その年齢とリスク

日本では、高齢化が進むにつれて認知症患者数が増加しており、社会的な問題となっています。現在、65歳以上の高齢者の約5人に1人が何らかの認知症を患っていると推計されています。この数字は今後さらに増加することが予想され、2025年には約700万人に達すると見られています。

認知症の発症リスクは年齢とともに高まります。特に65歳を超えると発症リスクが顕著に増加し、年齢が上がるほどそのリスクは大きくなります。しかし、認知症は高齢者に限った疾患ではなく、若年性アルツハイマー病など40代や50代でも発症するケースがあります。

2.家族が認知症かも、どこに相談するのか:認知症や介護についての地域の相談拠点

家族に認知症の兆候が見られた場合、適切な支援とアドバイスを求めるためにどこに相談すればよいのか、迷いませんか。認知症は進行性の疾患であり、早期に専門的な意見を聞き、適切な対応を取ることが重要です。

・居宅介護支援事業所

居宅介護支援事業所や公共の健康相談窓口では、初めての相談に適した場所です。基本的な健康相談から、認知症の疑いがある場合の対処法、専門機関への紹介など、幅広い支援を提供しています。

・家庭医やかかりつけ医

家族に認知症の疑いがある場合、家庭医やかかりつけ医に相談するのが最初の一歩となります。医師は初期の診断を行い、必要に応じて専門医への紹介を行います。また、健康状態や既往症を踏まえた上で、最適なアドバイスを提供してくれます。

・専門の認知症クリニックや病院

認知症の専門クリニックや病院は、より詳細な診断と治療を提供します。神経科や精神科の専門医が、各種の認知機能テストを行い、個々の状態に合わせた治療計画を立案してくれます。

・認知症サポートセンター

多くの自治体では、認知症患者とその家族を支援するためのサポートセンターを設置しています。ここでは、専門の相談員が日常生活での対応策や介護方法、地域の支援サービスに関する情報を提供してくれます。

・NPOや支援団体

認知症患者やその家族をサポートするための非営利団体(NPO)や支援団体も存在します。これらの団体は、情報提供、相談支援、患者や家族のためのグループ活動などを通じて、心理的なサポートを提供しています。例えば、ピアサポート、家族会、介護者のためのレスパイトサービスなど、地域社会に根差したサポートを提供しています。

・地域包括支援センター

地域包括支援センターは、高齢者の健康、介護、生活支援全般にわたる相談窓口として機能しています。認知症患者とその家族が利用できる介護サービスや支援制度についての情報提供や相談に応じています。

・オンラインリソース

インターネットを利用したオンライン相談窓口や情報サイトも、認知症や介護についての相談に役立ちます。全国的な機関や地域固有のサービスについての情報を、自宅から手軽に得ることができます。

3.近くに相談できるところがない場合は?

自宅の近くに介護相談を行う施設や専門家がいない場合でも、安心してください。熊本市にある「花もめん」をはじめ、インターネットを利用して遠隔地からでも相談が可能な資源やサービスが存在します。

⑴オンライン相談サービスの活用

・遠隔相談の利点: 自宅からでも、スマートフォンやパソコンを通じて専門家に相談できるため、移動の負担が少なく、気軽に質問や相談が可能です。

・花もめんのサービス内容: 熊本市に位置する花もめんでは、居宅介護支援事業所、「認知症対応型デイサービス、有料老人ホーム、グループホームを提供しており、介護のあらゆる面でのサポートが期待できます。

⑵熊本市の公式ウェブサイトを活用

・熊本市の高齢者支援: 熊本市の公式ウェブサイトでは、介護保険事業所や有料老人ホーム等の一覧を提供しています。これらのリストを利用することで、さらなる情報収集や特定のサービスへの問い合わせが可能です。

近くに相談できる場所がないときでも、インターネットや公的な情報源を活用することで、適切な支援を見つけることができます。「花もめん」では、専門家が寄り添い、一人一人に合ったケアプランを提案してくれます。さまざまな疑問や不安があれば、遠慮なくオンラインでの相談を検討してみましょう。介護は一人で抱え込むものではありません。適切なサポートを得ることで、もっと快適なケアが可能になります。

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